(第2話)
崩れた膝の皿を気にしながら、私は過去を思い返していた。
そう、''なぜ奴がきたのか''を。
外に出られないストレスか?
食生活のせいか?
運動をしていないせいか?
枕カバーのせいか?
いや、、昨日アイスを夜中に頬張っていたせいなのか、、?
考えたが分からなかった。
まあいい。
奴が鼻にいることに変わりはない。
幸い、まだ赤ん坊だ。
すぐ駆逐できるだろう。
...しかし、まだ小さいな。
私に前髪があった頃や、脂っこいものを食べた時、部活をして汗をかいた時などは奴の上層部には世話になったものだ。
が、今回の奴は、今までの上層部とはわけが違う。
この小さいのを私がこの手で駆逐するのか。
こんな小さな身体で、やっとの想いでこの世に出てきた。
それも、私の鼻の左の方を選んで。
いや、仕方ないことだ。
それでも私はやらなければならない。
ごめん、ごめんな、、
本当に、、ごめn
.......nィェエエエエェェエ!!!!!!!
キィエエエエエエエエ!!!
くらえぇぇぇえええ!!!ピンセットアターーーーッッック!!!!!!!! プチィ))
ギャハハハハ!!!!ばかめ!!!同情なんてするかよバーーーーーーカ!!!
ふへへへwwww
さらに追い討ちだ!!
大根を粗めにおろすかのような手の動きで泡だてた洗顔のねっとり泡!!!
オラァァァア!!!
ハァハァ、、、。
‥決着がついたようだな、、。
長い闘いだった。もしあの時油断していれば負けていた。
にきびは憎い。
でも、それと同時に奴は私に何か大切なものを教えてくれた気がする。
こうして私とにきびとの闘いは幕を閉じた。
次の日の夕方、闘いも終え、疲れた体を癒すためにお風呂をためてゆっくり浸かることにした。
歌いながら浴槽を洗う。
hoo〜like a virgin〜♪
..その時、左の鎖骨の下に小さな赤いにきびがいることを私はまだ知らない、、。
※適度に運動しよう。
※食生活も気をつけよう。
※ピンセットで駆逐するのはおススメしません。
※だいたい真顔でやってます。
※マドンナ好きです。
COMMENT
この記事へのコメント
こゆき
決して名を口にしてはいけない〝あの人〟
そうやつの再来である
ジュリ
>> こゆきさん
いやあ〜やっぱうまいっすねこゆきさん😫
Guest
ニキビ君に同情してしまった
可哀想すぎる
ジュリ
>> Guestさん
不覚にも爆笑してしまった、、